基本方針
2021-2022基本方針
地区スローガン
― Linked Heart ―
今期の地区スローガンは、ライオンズクラブ活動で人間力が高まり、豊かな人生に繋がる事に強い願いを込めて「We Serveで人間力を高めよう」としました。スローガンに込めた思いが会員拡大と退会防止に役立てば幸いです。「奉仕とは、思ってもみなかった自分に出会える喜び」最近私が感じている素直な気持ちです。各自が人間力を高めて、心をつなぐことで奉仕の力を結集して更なる社会貢献に繋げたいと切望します。
また、サブタイトル「Linked Heart 心をつなぐ」は昨今、希薄になりがちな人間関係を鑑み、助け合いを育む第一歩は心をつなぐことにある事を意味しています。
地区シンボルマーク
地区ピン
「夢と希望に向かう鳥」を表わしています。その鳥はどんな苦難に出会っても、胸に抱いた奉仕の心で助け合いの種をまくために飛び続けるライオンズメンバーを意味します。
地区カラー
エメラルドグリーン:大自然を楽しむことができる黒部峡谷は、国内外から観光客が集まる人気スポットです。川の色は、信じられないくらい美しいエメラルドグリーン。夢と希望に繋がるカラーとして用いました。
意識改革で変わる奉仕活動
価値の共有と成果の共有で意識改革
「ライオンズクラブの価値を伝える時が来た」
今まさに、会員一人ひとりがもっとライオンズクラブの価値を共有して、改めて広く社会に伝えていくことが重要な時を迎えました。今後、私たちは活動内容を単に伝えるのではなく、活動が生んでいる価値を伝えることでライオンズクラブの社会的存在価値をもっと高めようではありませんか。分かりやすい例では私達が取り組んでいる献血運動の成果です。富山県を例にとれば総献血量の三分の一はライオンズクラブの活動によるものです。つまりその価値は大変高く、今や無くてはならない重要な役割を果たしているにもかかわらず、データとして知る人が少ないのが現状です。つまり数値を示して価値を伝えれば、もっと地域社会と深くつながり、そして評価され、我々の奉仕活動に勇気と意義を感じる人がますます増えて、クラブ運営に活力が生まれます。
イノベーションの必要性
「社会の変化から機会(チャンス)を見つけ出す」
100年の歴史を刻んだライオンズクラブ。101年目から始まった新規事業は世界中のクラブにアンケートを取って、ニーズが多かったものをGSTとして掲げています。クラブの事業も、環境の変化に合わせて改革が必要です。ただし、いきなりGSTが示され戸惑った方も多くみられました。こういった理由が示されればこの新しいグローバル奉仕フレームワークの理解も進むと考えられます。ドラッカーが力説しているイノベーションの必要性「機会を持たない組織は生き残ることができない。そして潜在的な機会の発見に努めない組織はその存続を運に任せることになる」にある通り、新たな事業の機会を持たない組織に未来はありません。また、モチベーションも下がります。言い換えれば同じ事業を新たなアイディアや工夫なしに続けるところに、遣り甲斐を見出し難いのです。それ故、各クラブ事業を時代に照らして見直し、イノベーションに繋げる事は欠かせません。私たちは意識改革で今の社会を改めて見つめて、ニーズを探り、地域の課題を少しでも解決する新しい価値を提供しようではありませんか。
グローバルスタンダードの「G」
「世界とあなたは繋がっている」
101年目から新しい組織が提唱されて、組織名の上に「G」が付いていることにお気づきだと思います。この事に違和感を持っている人は少なくありません。グローバルのG。これは新型コロナウイルスの蔓延を見ても分かるように、既に世界中が繋がって、支え合い成り立っている現実で理解が進みます。「世界とあなたは繋がっている」自分さえよければいい、自分の地域さえよければいい、全ての皆さんがそう思ったら世界はどうなるのでしょうか?ともすると自身に降りかからない災難は他人事になりがちです。しかしながら自身に災難が降りかかる可能性は誰にもあります。そう考えて、グローバルスタンダードの意識をもって助け合う。まさしくライオンズクラブの基本理念です。
今ある成功は3年前の努力の成果である
「3年後のために今なすべきこと」
組織運営を考えるとき今の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まると言っても過言ではありません。ご存じの通りライオンズクラブの任期は1年がほとんどです。つまり役員になった人はどうしても一年単位で活動や運営を考えがちです。数年かけて取り組みたい新規の奉仕活動などは、計画すること自体が困難です。ですからクラブ会長は事業の計画段階から第一副会長、第二副会長を交えて指針を決めることをお勧めします。できるだけ3人で中長期のビジョンを共有しながらクラブの発展を考えることができれば将来が見えてきます。近視眼的な思考を排除して3年後のために、今何をすべきなのか、それが重要です。キャビネットも現況にとらわれ過ぎることなく、未来志向で今後の進むべき道を示すことに注力します。
ライオンズクラブが非営利組織であるが故の課題と解決策
「非営利組織であるが故に抱える課題」はサーバントリーダーシップと多様性で解決
ライオンズクラブ運営を考えるとき、非営利組織であるが故の難しさが立ちはだかります。労使関係もない人から、支配型の指示をされると人はついて行けません。クラブ会員は等しく会費を出し、寸暇を惜しんで奉仕活動に参加しています。そんな皆さんに、誇りをもって参加して頂くためにはどうすればいいのか?そこが大きな課題です。
解決策の一つは「サーバントリーダーシップ」です。今の時代のリーダーに必要な資質、それはこれまで多く見られた支配型リーダーから支援型リーダー(まず相手に奉仕し、そして導く)に変わる事です。つまりサーバントリーダーシップとは、部下の能力を肯定し、お互いの利益になる信頼関係を築くリーダーシップの意識改革です。一方的に命令することで動かすスタイルではなく、組織としてのビジョンを示し、部下を信頼することで組織全体の成長を促します。そうすれば抱える課題の解決に繋がると思いますので是非トライしてください。
解決策のもう一つはチョイ国際会長もよく言われる多様性を取り入れることです。性別・年齢・国籍などの属性や価値観、ライフスタイルなどの思考的違いをお互いに認め合い、敬意の念をもって奉仕活動に邁進し、素晴らしい成果に繋げたいと切望します。
デジタル化とクラウド化の推進
「デジタルで変わる事を受け入れよう!」
新型コロナウイルスがパンデミックとなり、各国の対応が比較され先進国で最も遅れているのが日本だと明らかになりました。この事例でも分かる通りデジタルの遅れは命の危険にさえ繋がる事を示唆しています。さらに在宅勤務などのテレワークや在宅学習などが一気に増え、通信環境や設備の脆弱性が露になりました。もう、時代は好むと好まざるとに関わらずデジタルを用いて、効率化とリスクマネジメントを行うしかない時代となりました。
ライオンズクラブ運営にも、お金と時間を節約するため、そして瞬時に情報共有できるクラウドを使ったデジタルツールの導入でイノベーションを推進します。但し、全てをデジタルで処理するのではなく大事なことはface-to-faceで実際に時間をかけての話し合いが重要です。デジタルツールをうまく使ってアナログで心を通わせましょう!現在国際協会が推進するマイライオンは登録と操作が難しいので、普及が進んでいないのが現実です。クラブ三役さんにはなるべく使っていただき、一般会員の皆さんにはメールやLINEを使った簡単で便利なシステムを利活用して情報共有とコミュニケーションを密にして頂きます。既にキャビネットではWEB会議が何度開かれています。ITを駆使して業務効率を上げることや、組織の可能性を拓いていくことはもはやグローバルスタンダードであり、IT利活用に向けての意識改革とシステム導入は必須だと考えます。
4つの重点目標:テーマ
「奉仕が育む夢と希望」
今年度の重点事業のテーマは「社会的に弱い立場の方々を応援する事業」です。重点事業はあくまでクラブの新事業を考える時に、是非とも取り入れていただきたい事業提案です。イノベーションの必要性を各クラブで今一度認識していただき、新規事業の取り組みを前向きにお考え下されば幸いです。早めに担当の地区委員やゾーン・チェアパーソンの方にお声がけください。
1.子育て応援事業 ベビーサイン →
FWTとしての新事業 【FWT委員会担当】
課題:幼児虐待などが社会問題として大きく取り上げられている昨今、人材で国を支えてきた日本にとって子どもの健やかな成長は何よりも大切です。また、一方では出生数の減少が大きな課題であり、この背景には、子育てそのものに対する不安が潜んでいると考えられます。
提案:子どもの成長に寄与する事業に注力すべきだと感じ、この事業を推奨します。今の時代に合った、新しい奉仕活動をお考えの方は是非取り組んでみてください。取り組むためのセミナーや講師派遣は担当地区委員がバックアップさせていただきます。
2.青少年健全育成事業 LQと薬物乱用防止運動の推進 【LQ・青少年育成担当】
課題:現代社会では、家族の絆や、地域社会という伝統的ネットワークが弱体化し、青少年がライフスキルを学ぶ機会が急速に減少しています。そのため自分の居場所を持ち、他者と分かち合い、そして互いに繋がっていることを実感することがとても難しくなっています。
提案:ライオンズクエスト・教育プログラムは、子供や若者が人生で直面する様々な問題にうまく対処し、よりよく生きるためのライフスキルを幅広く学ぶために発展したプログラムです。また、薬物乱用はネット社会が進む中、世界の国々で益々深刻な社会問題となっており、地域の小中学生を対象に、薬物乱用防止講座の実施を引き続き積極的に取り組んで下さい。
3.発達障害や認知症について学び、寄り添う事業【GST委員会担当】
例えば「発達障害」や「認知症」は聞いたことがあっても、具体的には社会の中で十分に理解されていない病です。また、「発達障害」のある人は、特性に応じた理解を受けることができれば十分に力を発揮できる可能性がありますが、今はその理解啓蒙活動が十分ではありません。認知症に関しても同じで、知識として習得する事が必要です。私たちは先ず、これらの実情を把握し、理解することから始めなければならないと考えます。専門職の方をお招きして、例会等で啓蒙のための講演会などを企画して頂きたくお願い致します。
4.災害時に於ける他団体との地域連携の強化・推進【ALERT委員会担当】
334-D地区は福井県、石川県、富山県の社会福祉協議会とそれぞれ県単位での災害協定を結びました。多発する自然災害により被災した地域の早期復旧・復興に必要なボランティア活動及び災害ボランティアセンター運営を支援する県単位での協定は大変価値のあるものです。今後は是非とも各地域の行政とその地区の社会福祉協議会とライオンズクラブが3者協定を結んでいただきたく存じます。
支援内容としては、ボランティアの移動に係る輸送手段の手配や提供・災害ボランティアセンターの設備や運営に必要な資材の提供・ボランティア活動者等への飲料や食料の提供など諸々です。
世界規模で予測不可能な様々な災害が頻発している今、私たちが成すべきことは「決してひとごとだと思わない」の気持ちで奉仕の精神を発揮して行動することです。自分の身に置き換えて考えることが、変化する環境に適応して新しい価値を社会に生み出すと信じます。
新型コロナウィルスの影響は恐らくここ数年続くものと思われます。この地域に及ぼす影響も計り知れないものがあります。ライオンズクラブにもそれなりの影響が予想されます。しかしながらこういった時にこそ奉仕活動の重要さが増すのではないでしょうか?人々に夢と希望を与え続けるライオンズクラブとして力を発揮すべき時がきました。私たちは人と人が助け合う精神、奉仕活動をあきらめずに推進しなければなりません。 We serve の精神を今こそ広めましょう!
「ウイルスとの戦い、求められるのは強いリーダーシップ」皆さんと共に!
組織図
事務局
正式名称
ライオンズクラブ国際協会 334-D地区
2021~2022年度 キャビネット事務局
住所
〒938-0037 富山県黒部市新牧野103 ファーストビル2F
TEL:0765-56-5077
FAX:0765-56-5078
E-mail:kurobe334-d@ni-po.ne.jp