




令和8年6月5日付の北國新聞では、「能登放鳥トキ 県内4羽滞在」と大きく報じられました。
5月31日に羽咋市で放鳥された国の特別天然記念物トキ8羽のうち、6月2日時点で4羽が石川県内に滞在していることが確認されており、その内訳は羽咋市1羽、宝達志水町2羽、氷見市1羽となっています。能登の大空を舞うトキの姿は、多くの県民に夢と希望を与え、今後の定着と繁殖への期待を大きく膨らませています。
そのような歴史的節目を迎える中、本日、ライオンズクラブ国際協会334-D地区3R3Z(能登地区7クラブ)合同アクティビティとして、「本州初トキ放鳥記念碑除幕式」を盛大に開催いたしました。
記念碑には、
「国の特別天然記念物トキが本州で初めて放鳥されたことを記念し、この記念碑を建立する」との趣旨が刻まれています。この記念碑建立は一朝一夕に実現したものではありません。
本事業の原点は、令和5年6月頃にさかのぼります。
当時、副ゾーンチェアパーソンであった杉本茂ライオン(中能登ライオンズクラブ)が、次期3R3Zの活動として、
「2026年のトキ放鳥を契機に、能登地域のトキ生息環境整備や地域活性化に7クラブが一体となって取り組もう」と提案されたことから始まりました。
その後、
第1回諮問委員会(令和5年8月)
第2回諮問委員会(令和5年12月)
において各クラブの賛同を得るとともに、能登朱鷺ファンクラブ代表・宮下源一郎氏を招き、トキの生息環境づくりについて学びを深めました。
しかし、その矢先の令和6年1月1日、能登半島地震が発生しました。
能登全域が未曾有の被害を受ける中、多くの活動が中断を余儀なくされましたが、私たちは「復興の象徴としてのトキ」という思いを失うことなく活動を継続してまいりました。
令和6年3月には334-D地区から能登半島災害復興支援補助金を活用し、
能登朱鷺ファンクラブへの「トキジロウ」着ぐるみを製作支援また
「頑張ろう能登地区ライオンズクラブ」ビブス製作を実施しました。
その後も、新潟県佐渡市への先進地視察研修、保育園や公共施設での啓発活動、トキジロウによるPR活動
などを継続しながら、トキと共生する地域づくりへの理解促進に努めてまいりました。
本州で初めて実現したトキ放鳥は、単なる野生復帰事業ではありません。
それは、
「自然との共生」
「地域の誇りの継承」
そして
「能登復興への希望」
を象徴する国家的プロジェクトです。
今回建立した記念碑は、その歴史的瞬間を未来へ語り継ぐとともに、私たち能登の人々がトキと共に歩む決意を示すシンボルでもあります。
能登半島地震という大きな試練を経験した私たちにとって、能登の空を舞うトキの姿は、まさに復興への希望そのものです。
3R3Zの7クラブは、これからも地域の皆様、行政、関係団体と連携しながら、トキが安心して暮らせる環境づくりと、能登のさらなる発展のために活動を続けてまいります。
本日の除幕式開催にあたり、ご尽力いただいたすべての関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
そして、この記念碑が未来を担う子どもたちへ、能登の誇りと希望を伝える証となることを願い、開催報告といたします。



