10月5日土曜日早朝輪島市 社会福祉法人 百寿苑様到着 規定の時間に朝礼が始まり、その後各持ち場に付き作業が開始された。私も輪島市内の一番離れた西二又町より順番に戻る形で配布活動に出発しました。当初は1週間前の珠洲市での配布活動と同様悪路では有ると思っていましたが、まさか予想もしなかった結末でした。
同行者は私の他三重久居ライオンズクラブ L池田芙美 キャンナス2名(看護師)計4名で大量の物資を積み出発しました。片道30分ちょいの道のりをGoogleマップを頼りに走りだしました。ところが各所で土砂崩れが起きており、迂回を余儀なくされること3回、ちょっと遠回りだけど門前の方向から北上に切り替えたけど、工事業者の方に道が塞がれ通り抜けられないと告げられ百寿苑に一度戻り吉田委員長と相談。でも何とか物資を届けられないか?考え輪島市中心より北上して海岸線を通り西二又町迄辿り着けないかとアタックしました。ところが又も通行止め。
その先は1月1日の発災時に崩落した道路が見え愕然としました。たまたま地元の方が見えたのでお話を伺ったら、当分開通する見込みもなく孤立集落で物資は自衛隊がヘリコプターで運んでいるそうです。その方は避難場所生活で、ペットは連れていけないので週1回徒歩で片道1時間半から2時間かかる道のりを歩き、家に餌を持って行ってるそうです。
10月6日日曜日 朝9時吉田委員長の指示により334ーD地区の吉崎アラート委員長と共に各地から助っ人に見えてライオンズマン達と共に自身軽トラックに支援物資を持ってサテライトに配達と避難所と珠洲市健康増進センター様より頂いた資料を基に個人宅を訪問し配布とお話をさせて頂きました。
狼煙町生活改善センター様は魚津ライオンズクラブ様と共に配達し区長様とお話させて頂きました。
又日置公民館、折戸第一団地、高屋集会場の避難所には多くの方が今でも避難されて入れ、在宅避難者と避難所生活の2通りが有り、物資を避難所で管理して、各避難所には責任者を置き、ちゃんと秩序が保たれていました。その中で折戸第一団地では民間ボランティアの方もお見えになって、その方が物資の提供と炊き出し支援を定期的に行っているみたいで、私が物資を持って行った時も『ライオンズクラブさんも炊き出しをやってあげてよ』と言われ、地元住民の方も嬉しそうな表情を浮かべていたので私は『上には報告します』と答える場面も有りました。
高屋集会場には近くに仮設住宅が有り多くはそこに住まれ、在宅避難者の方が物資を管理してる感じでした。この日は管理者と思われる高齢の女性の娘さんとお話をさせて頂きました。娘さんは生活基盤を別の町に移し週末には一人暮らしのお母さんが心配で戻って来てるそうです。今までは定期的に掛かりつけ医に診察して貰いメディカルチェックをして貰っていたのが、今はそれも叶わず血圧が安定せず立てない時も有るから心配と言いて見えました。そういったときにキャンナス(看護師)さんが来ていただけるだけでも安心と話されてました。
この地区は仮設住宅には水が通っていますが、各家庭は今でも断水が続いており、在宅避難者に取っては過酷な環境と言わざるを得ないです。通水も2か月後なのか半年後なのか先の見えない避難生活に不安の色が見え隠れしていました最後にこれは私見ですが、今私達に何が出来るか分かりませんが、目の前に有る何かを見つけ寄り添う気持ちが一番だと思うし、決して押し付けない。あと1つもう時間が無いと感じてます。能登半島はこれから長く厳しい冬を迎える事に成ります。1日も早い復興と支援が必要だと感じています。
ホントの意味で『さはじめようWe Serve』
一ノ宮ライオンズクラブ L.小川